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ベテランダイバーも必見!エアーの持ちを劇的に良くさせる5つの方法

エア持ちを良くする方法

ダイバーにとって、ダイビング中の空気の消費量は、悩みのタネのひとつだと思う。初級者ダイバーはもちろんのこと、ベテランダイバーでもこのエアー(空気)の消費量について悩んでいるダイバーも多い。そんな悩みを吹き飛ばす処方箋をご用意した。

エアー(空気)は深呼吸するようにゆっくり吸うこと

初級者の人のエアーの吸ったときのレギュレーターから絶え間なく泡が出続けていることを目にしたことはあろうかと思う。あれは、とにかく吸うことばかりに意識がいってしまうことであのように泡が出続けることになる。

確かに、講習のときにインストラクターから、「水中では息を止めてはならない」と耳にタコが出来るくらい聞かされているから、吸うことに意識がいってしまうのもわかならくもないが。

深呼吸するようにゆっくり大きく空気を吸うことにより、効果的に二酸化炭素を排出して酸素を肺に送り込むことができる。

大きく息をすると、エアー(空気)を余分に消費してしまうように感じられるかもしれないが、大きくゆっくり吸ってゆっくり吐く、これが、ダイビング中の正しい呼吸方法だ。

大きくゆっくり吸って大きくゆっくり吐くことによって、呼吸数も陸上での呼吸よりも少なくなり、エアー(空気)の使用量も減っていくはずだ。

ダイビングの呼吸法は、空気を吸うことよりも吐くことに意識をすることが重要だ。

ゆっくり呼吸する

リラックスすることを意識すること

初級者のダイバーがなぜ、エアー(空気)の消費量が多い原因のひとつに緊張しながらダイビングしていることも理由のひとつに挙げられる。

陸上でも緊張すれば、呼吸が早くなったりするのは当たり前。水中ともなれば尚更、呼吸が早くなる。

エントリーするときからではなく、ダイビングに出発する朝から時間的にも余裕を持って行動して、すべての行動にリラックスすることを意識しよう。

適正ウエイトを把握する

適正ウエイトでないと、体に負担になるばかりでなく、中性浮力を保つために余分なウエイトの重さ分だけBCDに空気を入れる必要が生じる。また、体力的にも負担になればエアーの消費量も増えることはおわかりだろう。

しかし、中級ダイバーでもオープンウオーターダイバーコースのときのウエイト量のままの方が結構いるもの事実だ。

スキューバダイビングは、技術が上達すればするほど、ウエイトも減らせるはずだ。ボクは、3mmのウエットスーツであればウエイトを付けなくても大丈夫なので、非常に楽だ。

これをいい機会にしていただき、今一度、あなたも適正ウエイトをチェックすることをオススメする。

水中では無駄な動きを少なくし、ゆっくり行動する

これは、中性浮力の技術を洗練されたものに仕上げていく意識を常に持っておくということだ。中性浮力を取っているときに方向をひとつ変える動作でも、フィンを大きく動かしたりするのではなく、水中の抵抗を自分の味方につけて無駄な動きをせずに方向を変えることも必要になる。

また、早く動こうとすればするほど水の抵抗を受けるので、とにかく水中ではゆっくりとした動作を心がけよう。

また、フィンの使い方も平泳ぎのような使い方もできるし、ドルフィンキックのような使い方もできる。フィンの上手な使い方は、無駄な動きを少なくできる。

この水中で中性浮力を取りながらゆっくり動く練習やフィンの色々な使い方は、水中環境の安定しているプールなどで練習すると上達のスピードが早い。

大物に遭遇しても興奮しない

大物に遭遇して、興奮するなと言う方が無理かもしれない。しかし、気をつけてほしいのは、ベテランダイバー。特に、水中カメラを手にしている場合、大物を追っかけまわしているベテランダイバーも多い。これは、バディシステムを守っていないばかりでなく、エアーの消費量もかなり増えるはずだ。

潮の流れに乗って、大物たちからぼくらに近づいてくることも多いので、慌てずに大物を待とう。

エアーの持ちを改善しよう

エアーの持ちはダイバーの経験の証

中級ダイバーと自負しているあなたは、エアーの消費量はオープンウオーターダイバーコースのときより少なくなっているだろうか。あまり変わっていないということだったら、今日、読んでいただいた5つのことを今一度、確認して実践して頂ければと思う。

また、このエアーの消費量については、あまり気にし過ぎないことも大切だ。気にしすぎてストレスになってしまったら本末転倒なので、気をつけてほしい。

川島 剛 by
19歳のころにダイビングにハマり、PADIオープンウォーターダイバー取得からわずか1年でPADIオープンウォーターインストラクターを取得。その後、PADI IDCインストラクターを立て続けに取得。現在は、タイの田舎町に移住しておりダイビングからは遠ざかっています。 お気に入りのダイブスポットはやはり、パラオ。ブルーコーナーの真っ青な海と潮の流れがしびれます。 ダイビングは、生涯スポーツとも言われています。年齢性別関係なく、楽しむことのできるレジャー・スポーツです。水中での体験は、非日常的でありエキサイティングなものです。 五十の手習い!タイの地で足るを知る ~崖っぷちの人生を豊かにする法則ブログ~を執筆中
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