ダイビングでつながる世界

あなたの質問にお答えする!ダイビングのライセンスってどこの指導団体がいいんですか?!

ダイビング指導団体

ダイビングを始めるにあたって、Cカード(Certification-Card)を取得する必要がある。数あるダイビング指導団体からどこのダイビング指導団体を選んだら良いのだろうか。

ダイビング指導団体って何?!

ダイビングの指導団体とは、ダイバーの育成や指導を通してダイビングの世界を広げるための活動をしている指導団体だ。
世界には、40近くにもなるダイビング指導団体(日本では約30)があり、その指導団体によって理念も違い、指導方法も多少の違いがある。
指導団体には、大きく分けてアメリカ発祥、日本発祥、ヨーロッパ発祥のものがある。
このCカードを認定するインストラクターもどこかの指導団体に所属することになる。
講習内容やCカードのランクアップなども指導団体によって、異なる。

ダイビング指導

ダイビング指導団体の種類と特徴

ここでは、ある程度知名度の高いダイビング指導団体をピックアップしてご紹介する。

PADI(パディ)

PADIは1966年アメリカで創設された。本部をアメリカ・カリフォルニアに置き、ワールドワイドな組織である。名実ともに世界最大のダイビング教育機関。
Professional Association of Diving Instructorsの略。
日本をはじめ世界で、Cカードの発行数はナンバーワン。
その昔、スキューバダイビングのトレーニングは軍隊式でハードなものだった。PADIは、手軽に安心して楽しめるトレーニングシステムを構築し、スキューバダイビングの普及に貢献した。
他の団体からは、商業的と由々されることもあるが、知名度もそれ故にナンバーワン。

NAUI(ナウイ)

1960年にアメリカではじめてダイビングインストラクターコースを開催し、スキューバダイビングの指導員組織が誕生したことをきっかけに始まったNAUIの歴史は、ダイビングの普及に大きく貢献してきた。
National Association of Underwater Instrucorsの略
「最愛の人を任せられる信頼」「Dive Safety Through Education(教育を通じた安全なダイビングの実践)」を信条としている。
日本でのCカードの発行数は、PADIに次ぐ2番目。

CMAS(クマス)

1959年フランスで創立された世界各国を代表する組織が加盟する非営利団体になる。
フランス語のConfederation Mondiale des Activites Subaquataresの略。
日本では、JCIA(Japan CMAS Instructors Association)という組織がCMASの代表組織となっている。
そのJCIAにJEFFやSTARSといった日本で生まれた指導団体が加盟してCMSの規準に則った指導を行っている。

BSAC(ビーエスエーシー)

1953年イギリスで誕生した指導団体。イギリスのウィリアム王子が2014年に名誉総裁に就任した。
BSACは、The British Sub Aqua Clubの略。
世界最古のダイビングクラブと言われている。
日本のマーケットでは、スポーツクラブやスポーツ関係の専門学校などを通して拡大してきた指導団体。

SSI(エスエスアイ)

1970年アメリカで設立された指導団体。
Scuba Schools Internationalの略。
アメリカでのCカードの発行数は、PADIに次いで2番目。
SSIでは、高品質なサービスを提供するために、「SSIと提携できるのは事業者(ダイビングショップ)のみ」と限定している。これは、他団体の登録ショップでSSIのインストラクターは働くことは不可能であることを指している。
インストラクターを目指そうと思っている方は、留意すべき点だ。

ダイビング指導

その他にも指導団体はあるので、こちらを参照してほしい。
Cカード協議会:http://www.c-card.org/

いったいどこのダイビング指導団体がオススメ?!

ここまで、指導団体について細かくみてきたが、それでは、いったいどこのダイビング指導団体がオススメなのか。
結論からいうと、その指導団体の理念や教育方法をよく吟味してもらえば、どこの指導団体でもダイビング教育の内容は、ダイビングを楽しむために必要なことはしっかりと含まれている。

どこの指導団体でも大丈夫という結論だ。
強いて言うなら、ある程度知名度のある指導団体を選ばれた方が、リゾート等でスキルチェックを受けることなどもないと思う。
ボクもリゾートで、何度かこういう場面に遭遇している。

スキルチェック
リゾートダイビングで、ダイビング・ログが不明確だったり指導団体が知名度がない場合などに、ダイビングショップが自主的にダイビングのスキルをチェックすることを指す。

もっともダイビングの指導については、団体がどうのこうのというより、指導にあたるダイビングインストラクターの人柄や指導技術によるところが大きいとボクは思う。

川島 剛 by
19歳のころにダイビングにハマり、PADIオープンウォーターダイバー取得からわずか1年でPADIオープンウォーターインストラクターを取得。その後、PADI IDCインストラクターを立て続けに取得。現在は、タイの田舎町に移住しておりダイビングからは遠ざかっています。 お気に入りのダイブスポットはやはり、パラオ。ブルーコーナーの真っ青な海と潮の流れがしびれます。 ダイビングは、生涯スポーツとも言われています。年齢性別関係なく、楽しむことのできるレジャー・スポーツです。水中での体験は、非日常的でありエキサイティングなものです。 五十の手習い!タイの地で足るを知る ~崖っぷちの人生を豊かにする法則ブログ~を執筆中
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