ダイビングでつながる世界

ダイバーが水中写真に惹きつけられる5つの理由

水中カメラマン

ダイバーなら、水中で非日常的な場面を写真に切り撮りたいと思う衝動にかられることだろう。
今回は、そんな水中写真の魅力を余すことなくお話していこうと思う。

水中から見上げた空から降り注ぐ太陽光

水中から見上げたその先には、太陽がキラキラと降り注いでいる。ダイバーになれば誰もが感動した経験はあるはずだ。
透明度の高い海になると、水深20mくらいでも太陽と空が水面を通して見れることもある。水中カメラで、水中からその太陽と空を映し込んでみると、言葉では表せないほど美しい
また、グアムやパラオのブルーホールで、ホールの中に差し込む太陽光線を写し込むと神々しい光を切り撮ることができる。

水中に差し込む光

あなたが水中で切り撮るその一枚は、二度と訪れない瞬間だ!

水中写真を撮り始めると、全くもって同じ写真はない。同じ海で潜っても、海は色々な表情を見せる。どの写真も二度とは切り撮れない写真なのだ。

あなたのダイビングの想い出を、一枚一枚切り抜いてほしい。一瞬一瞬の感動を切り撮ることができる水中写真は、あなたのダイビング人生をより豊かなものにしてくれることだろう。

大物との遭遇は、水中写真の醍醐味!

水中写真の醍醐味の一つに、大物との遭遇を一枚の写真に収めることができる。ワイドレンズを使えば、タカサゴ(グルクン)にメジロザメが突っ込む決定的瞬間を、ダイバーの上をマンタが通過する瞬間を、ゆで卵をナポレオンが吸い込む瞬間を切り撮ることが可能だ。
ボクが好きなシチュエーションは、パラオのブルーコーナーでバラクーダーがダイバーの周りを旋回する様子を下からのアングルで取る写真だ。
そんな決定的な写真が撮れたときは、水中で思わずガッツポーツしてしまう。

マクロの世界は、あなたに新たな水中写真の魅力を与えてくれる

あなたは、イバラカンザシを水中で見たことはあるだろうか。岩に生息するあの触ろうとすると引っ込むあれだ。

イバラカンザシ(学名:Spirobranchus giganteus)、英名「クリスマスツリー・ワーム」は多毛類(ゴカイ類)の動物。カンザシゴカイ科に属し、イバラカンザシゴカイと呼ばれることもある
引用元:ウィキペディア

まあ、ダイバー初心者がはじめてみれば、おーとなるかもしれないが、慣れてくればそうそうじっくり見るものでもない。
ところが、マクロでこのイバラカンザシを写真に収めると、カラフルなイバラカンザシが水中のクリスマスツリーのごとく美しい。
その他、水中生物の生態を一枚の写真の中に収められるのもマクロの醍醐味だ。
マクロの世界は、きっとあなたに新しい価値観をもたらしてくれるだろう。

水中だけでない水中写真の醍醐味とは?!

水中写真は、水中で撮影するだけではない楽しさがあるのはご存知だろうか。
ボクは、リゾートの半水面の風景を切り撮るのが好きだった。水面下にはターコイズブルーの海が半水面には真っ白なビーチやどこまでも続く真っ青な空!
こういう写真が切り撮れるのも水中写真をするダイバーの特権みたいなものだろう。
モルディブの遠浅の海で半水面写真を撮ると、水面下にはトロピカルフィッシュが舞い、半水面にはリゾートのラグーンを写し込むことが可能だ。

ダイビング

今は、水中写真もかなり身近になった。ボクの時代は、ニコノスVという機種でフィルム撮影だったので、その場で画像を確認することができるわけでもなく、また、フィルムも高かったため、デジタルのようにバンバン撮りまくるなんてこともできなかった。

デジタルカメラは画像もすぐに確認できて、何が失敗だったのかすぐに判断もできるので、水中で修正しながら(ISOや絞り、シャッタースピードなど)撮影をすることが可能となった。出来栄えの良い写真もたくさん撮れるようにもなった。

あなたもダイビングをしているのであれば、一度水中カメラを手に海に入ってみてはいかがだろうか。きっと、今までにないダイビングの楽しさを手に入れることができるだろう。

川島 剛 by
19歳のころにダイビングにハマり、PADIオープンウォーターダイバー取得からわずか1年でPADIオープンウォーターインストラクターを取得。その後、PADI IDCインストラクターを立て続けに取得。現在は、タイの田舎町に移住しておりダイビングからは遠ざかっています。 お気に入りのダイブスポットはやはり、パラオ。ブルーコーナーの真っ青な海と潮の流れがしびれます。 ダイビングは、生涯スポーツとも言われています。年齢性別関係なく、楽しむことのできるレジャー・スポーツです。水中での体験は、非日常的でありエキサイティングなものです。 五十の手習い!タイの地で足るを知る ~崖っぷちの人生を豊かにする法則ブログ~を執筆中
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