ダイビングでつながる世界

中高年からのダイビングで気をつけたい5つのこと

ダイビングは一生もののスポーツ

スキューバダイビングは、ゴルフなどと同じように生涯スポーツのひとつとして中高年の方々の参加も多いレジャー・スポーツだ。確かにスキューバダイビングは、若い人だけのスポーツではないのだが、若い人と比べてより注意してほしいことがいくつかある。

体の維持管理をしっかりする

さきほどから中高年、中高年とは言ってはいるもののいったい何歳から中高年と言うのだろうか。調べてみたところ、45歳以上65歳程度の人のことを言うようだ。

中高年とは

中年と高年。普通,四五歳以上六五歳程度の人をいう。

引用先:Weblio辞書

私もすっかり中高年の仲間入りをしているが、やはり体力は間違いなく若い頃より落ちているのが実感できるお年頃だ。

スキューバダイビングは、どうしても水中で行われるものなので、レギュレーターを通して呼吸をするが、陸上で呼吸するよりは抵抗感がある。それなりに肺活量も必要になる。ちょっと風邪を引いただけでもかなり堪える。

若い人よりその点、より体調管理には気を使いたい。また、定期的な健康診断も忘れずに行ってほしい。

基礎的な体力も日頃から鍛えていきたい。スキューバダイビングでは、瞬発的な体力よりも有酸素運動による持続的体力を鍛えてほしい

ダイビングの基礎技術を繰り返し行おう

ダイビングの技術練習

中高年の場合、若い人と比べれば、どうしてもダイビングスキルを忘れたりすることも多い。そのため、プールなどの整った環境で、基本スキル、例えば、マスククリアやレギュレーターリカバリー、中性浮力、潜降浮上、水面での器材脱着などを繰り返し行なってほしい。

この基礎技術は、オープンウォーターダイバーコースが終わっても定期的に行うことにより基礎技術が身につくとともに、ダイビングスキルが体に染み込むまで練習したい。

ダイビングの基礎技術が身につくことで、反射的にその技術ができるようになれば、若い人と同じようにダイビングができる。

自分の技術・体力を過信しない

この慢心は、中高年のベテランダイバーに非常に多い。中高年の年代になると、鍛えていても年々、体力は落ちていくもの。通常のダイビングでは問題がないトラブルが、ちょっとした体調の変化で、例えば、水中で痰がからんだりしたときに水を吸い込んでしまってトラブルに発展してしまうこともある。

中高年になれば、より謙虚にダイビングと向き合って技術を磨いてほしいものだ。

ダイビングスキルの上達を早めにできる環境を整えよう

これは、どういうことかというと、中高年から初めてダイビングにチャレンジしてオープンウォーターダイバーコースを終了した場合、続けてアドバンスオープンウォーターダイバーコースを受けて、様々な環境でのダイビングを早めに経験してほしい。

そうすることで、ダイビングのスキルを少しでも早く上達させる環境を自分で作ってほしいということだ。

ダイビングスキルが、早めに身につけば体力が劣る部分をダイビングスキルで補うことができるからだ。

スキューバダイビングは、ダイビングスキルが上達すればするほど、楽にダイビングを楽しむことができるし、トラブルも回避しやすいはずだ。

ダイビングの楽しさを若者にどんどん伝えていってほしい

これは、注意というより希望だ。中高年は、若い人より体力は劣っていても人生経験というものは、若者より多いはずだ。そしてダイビング経験が多くなれば、あなたの体験は説得力を増すことだろう。

あなたがダイビングを通して得た素敵な体験を、少しでも多くの人に伝えていってほしい

ダイビングは一生もののスポーツ

スキューバダイビングは、年齢に関係なく楽しめる生涯スポーツだ。また、様々な年齢層がダイビングを楽しむことで、ダイビング以外の話題もこれまた楽しいものだ。

あなたが、これからもっと先までスキューバダイビングを楽しんでいただくために、今日、お話したことをココロの隅にでも止めて頂ければ幸いだ。

川島 剛 by
19歳のころにダイビングにハマり、PADIオープンウォーターダイバー取得からわずか1年でPADIオープンウォーターインストラクターを取得。その後、PADI IDCインストラクターを立て続けに取得。現在は、タイの田舎町に移住しておりダイビングからは遠ざかっています。 お気に入りのダイブスポットはやはり、パラオ。ブルーコーナーの真っ青な海と潮の流れがしびれます。 ダイビングは、生涯スポーツとも言われています。年齢性別関係なく、楽しむことのできるレジャー・スポーツです。水中での体験は、非日常的でありエキサイティングなものです。 五十の手習い!タイの地で足るを知る ~崖っぷちの人生を豊かにする法則ブログ~を執筆中
Follow