前回100年に1度の高波のおかげでアプラ湾から出ることが出来ず、グアムの有名なダイビングスポットであるブルーホール(青の洞窟)を訪れることが出来なかったので、もう一日ダイビングをやろうということになった。何せ6泊7日のノンビリ有休消化休暇だ。
「グアムのダイビングスポットにはハート型の有名なのがあるらしい」ブルーホールの情報としてはこんな感じだった。人によっては青の洞窟という人もいる。今は便利な時代なのでGoogle画像検索で一発でどんなものか確認することが出来る。まあ確かにハート型だが、私のような独身貴族は女性と一緒に潜って、一緒に写真撮る、みたいなことは妄想の世界でしかない。とはいえ、折角グアムでダイビングをするんであれば有名なスポットは後のネタとして経験をしておきたいところだ。
私は今回ベイビュー ホテル グアムに宿泊したのだが、なかなかアタリだったのではないだろうか。グアムでの観光客エリアはいわゆるDFSエリアと呼ばれる場所に集約されており、なにぶんタクシーが非常に高いので、そのエリア以外にもホテルは沢山あるがDFSエリア以外ではとても不便な思いをするかもしれない。
※DFSエリアはこのような感じ。
このベイビュー ホテル グアムは、DFSエリアからも近く、値段がとてもリーズナブル(私は1泊1万円を切っていた)でしかもこの景色。
なかなかいい眺めだ。そんなこんなで、集合時間は7:15に迎えに来てもらって、ショップで移動ということになる。GTDSは車で20分くらいの距離なのだが、朝はいろいろなマリンスポーツのゲストをピックアップしてから向かいので、なんだかんだ1時間くらいかかることになってしまう。ベイビューホテルグアムはダイビングスポットであるアプラ湾からは逆方向になるので、一番最初に迎えに来るチームになってしまうのだ。あーもう30分寝たいなぁ。
余計な話が長くなったが、2日目もダイビングの旅もはじまり。話によると今日は外洋まで出られるということだったので期待が高まる。
※前回同様、オーシャンスピリット号で出港
東海丸のスポットも越えて、湾の出口向けて順調に進んでいく。と思いきや!外洋に近づくに連れて波がどんどん高くなっていく。船酔いしてしまわないようにとコツを教えてもらった。
●船の前側は揺れるので後ろ側に乗ること。
●なるべく遠くを見る
キックボクシングで鍛えた精神力で無の境地を目指して迷走していると、突然船が止まった。
どうしたのかと思ってみると、なんと魚が釣れたと言っている。
船に釣り糸をひっかけて、ダイビングスポットに向かう途中に魚を釣っているらしい。結構釣れるとのことで、船長やクルーは普通にこれを夕食にしているらしい。さすが海の男たち。たくましい。
※その後、船の上でさばいて小分けにしてクルーとインストラクターで持ち帰っていた。サバイバル!
そうこうしているうちに船もダイブスポットに着いたようで、いよいよブルーホールに向けて出発となる。
船からダイブして深く深く潜っていく。岩の隙間に沿いながらゆっくりと潜っていった。
東海丸と比べて、外洋は透明度が高く、沢山の魚がハッキリとみることが出来る。
魚を見ながら岩を抜けて、インストラクターのデイブさんの後追いかけていった。
岩の隙間を通って洞窟ようなところを進んでいく。
水深系を確認しながら結構深いなーと思っていたその時、デイブさんが上を指さした。
これがブルーホールか。
岩の隙間から真っ青な光が暗い洞窟に差し込んでくる。写真で見たのより何倍もファンタスティックだ。
青い光の先には水面のボートの影が映るくらいの透明度だ。
この景色は別に女性と一緒に写真を撮らなくても、短い人生で見ることが出来てよかったと思える景色にだと言えるのに十分な美しさを持っていた。
ブルーホールの余韻に浸りながら、1本目は無事に終了して、2本目はバラキューダロックいうウミガメスポットへ移動。
比較的浅くて潮の流れがキツいスポットらしい。着水ポイントからどんどん流されるので、ライセンス講習で習った浮きを使って船に場所を知らせて回収してもらうスタイルだ。
ウミガメも無事発見することが出来て、とても楽しい2日目のダイビングとなった。
東海丸にブルーホールにウミガメにとても充実したダイビングが出来た。ビギナーダイバーにとって、グアムは有名なだけあってとてもわかりやすい感動ポイントが沢山あってダイビングの魅力を知るにはもってこいじゃないかという感想だ。
若者が多くてローカルがあまりいないグアムは一人旅リゾートダイバーの自分にとって、次に行くのはいつになるかわからないという感じだが、何らかのチャンスで次回グアムに行くときは、3日間くらいかけて他にも沢山あるらしいダイブスポットを探検してみたいと思った。
P.S:今回2日間お世話になったGTDSのインストラクターのデイブさん。彼は気さくでとても親切にアテンドしてくれたので、とても安心してダイビングを楽しむことが出来た。ちなみに日本語ペラペラ。また会える日を楽しみに♪