ダイビングでつながる世界

白浜(和歌山県)の人気ポイントといえば沈船!

白浜の沈船

私のホームでもあり、ライセンス講習ダイバー達からも、リクエストが1番多いのが、なんといっても「沈船」である!

その前に、関東の人や白浜を知らない人の為に白浜の紹介を少し
・大阪から車で約2時間半
・魚影が濃く、ウミウシも豊富
・写真派ダイバーも熱狂する海
・ダイナミックな地形を楽しめる
・ビーチポイント数も豊富
・初心者から上級者まで楽しめるボートポイント
・現地サービスさんも多くダイバーで賑わう
・関西では言わずと知れた温泉街
・アフターダイビングも楽しめる
・海沿いには新しいお店(カフェなど)が増えている
関東で言えば伊豆に当たるのが、この白浜なのだ。

憧れの沈船!

国内で最大級の沈船といえば、熱海の「旭16号」、沖縄古宇利島の「エモンズ」なのだが、これらのポイントは中級者以上が望ましい。その理由は、水深が深いところに鎮座しているからだ。一方、白浜の沈船は比較的浅い18m付近にあるので初心者ダイバーでも講習ダイバーでも潜りやすくなっている。

白浜の沈船は、魚の住処となる漁礁として、地元漁協組合さんが使わなくなった船を沈めたことから始まる。初代沈船は、度重なる台風の影響でバラバラになり消滅したが、現在の2代目沈船は2005年に、水深18m付近の砂地に、全長約28mの船を沈め、キャビンや操舵室にも入ることができる。夏の透明度は10m前後、冬の透明度は15m前後。ポイントまでの距離は出航してから約5分と、船酔いするダイバーにも非常に良心的な距離だ。透明度の良い日に当たれば、ボート上から鎮座している船影が確認出来る。エントリーは、水面に浮いている幾つかの潜降ブイをボートにつないでのエントリー。ブイの中には直接船尾に潜降できるブイがあり、このブイを取ることができれば、より長い時間、沈船ダイブを楽しめる。ブイは先着順でのエントリーなので、混み合う夏場は直接ブイは大当たりだ。沈船の周辺には、キンメモドキ、ネンブツダイ、小さいながらもアジのトルネードが起きることもある。そして、これを狙うイサキやカンパチなどの回遊魚も見れることがる。船底付近には幻の高級魚クエがついてることもあり、晩御飯は鍋を食べたくなる。

沈船の見所は、大型の回遊魚だけではない!季節により見れるマクロも異なる。写真派ダイバーも喜ぶウミウシやカエルアンコウなども豊富なポイントだ。今年の年明けには鳥居が設置されたりとダイバーを楽しませる工夫に凝っている。(ただし、沈船ダイビングには別途地元漁協への協力金として324円かかる。)

憧れの沈潜

アフターダイビングも豊富!

白浜が関西で人気スポットなのは、海が綺麗なだけではない。イルカショーやパンダが観れるアドベンチャーワールド、最近はやりのトリックアートを駆使したエネルギーランド、新鮮魚市のとれとれ市場、その他、温泉や観光名所を抱えてるからこその人気スポット。楽しく海を満喫した後は、美味しい魚介類に舌鼓を打つもよし、アドベンチャーワールドでサファリパークやイルカショー、パンダを観るもよし、温泉宿でのんびりと地ビールの渚ビールを楽しむもよし。海も陸も楽しめる、それが白浜なのである。一度は是非とも白浜の沈船ダイブを!

Kamimura by
1982年生まれ。Kamimura家次男坊。既婚。 現在、平日はドッグトレーナー。休日はダイビングインストラクター。として活動。近い将来、夫婦で南の島へ移住計画中。終の住処は沖永良部の予定。ダイビングはもちろんSUPやヨガなども取り入れたライフワークを目指す。 Instagram ID:makanadive4291
Follow