ダイビングでつながる世界

女子ダイバーが行く場所に迷ったらココ!~サムイ島の海編~

サムイ島でのダイビング

皆さんはサムイ島をご存知だろうか?タイ王国の南部、スラートターニー県に属する島である。タイの島といえば、映画のロケ地になったピピ島が有名だが、今回はサムイ島でのダイビングをご紹介しよう。欲張りな女子ダイバーは、是非、『サムイ島の海編』『サムイ島の陸編』『経由地バンコク編』を続けてご覧いただきたい。

姉妹の要望を満たした島、サムイ島

めずらしく私の休暇と妹の休暇を合わせることができ、姉妹でダイビングに行けることになった。「どこにダイビングしに行こうか?」という私の質問に対して妹が出した要望はこれだ!

①お洒落なリゾートホテルに泊まりたい(値段が高いのはムリ)
②安くて美味しい食事がしたい
③激安マッサージをしながら昼寝三昧がしたい
④象に乗ってみたい
⑤海外の料理を習ってみたい
⑥優しくて素敵なガイドさんがいるショップにお願いしたい

という、かなりの強欲さ。⑥に確証は持てないが、他はアジアのリゾート地なら満たしてあげられそうだ。という訳で、私の行ったことのあるプーケットやピピ島を除き、旅行場所はサムイ島に決定した。

サムイ島でのダイビング船

海外レンタル、あるある

今回の旅行では、ダイビング以外の要望が多いため、ダイビングは2本のみということになった。私も妹も器材一式全て持っていたが、2本だけで重い荷物を持つのは少し億劫になり、全てレンタルで済ませてしまうことにした。2人とも初レンタルだったが、これだけは、この旅行での唯一の失敗だった。

ショップのメンバーは皆、親しみやすく気さくな人達だった。レンタル器材を受け取り、ウエットスーツに着替えながら、妹の要望⑥も満たされそうだなと思っていた瞬間、妹の悲鳴が横から聞えた。「どうしたの?」と私が聞くと、妹が「お姉ちゃん、これ見て…」と振り向きざまに、自分の胸の位置を指差し私を見つめた。妹が指差す左胸には、あるはずのウエットスーツの生地が無く、妹の左胸のビキニが露出していた。私は、左胸を放り出している妹のウエットスーツ姿と妹の歪んだ顔が面白すぎて大笑いしてしまった。笑いが止まらず、妹に背を向けて笑い続けていると、妹がまた大声をあげた。「お姉ちゃん!お
尻!!」と目を丸くして私のお尻を指さす妹の顔を見た後、自分のお尻を見ると、ビキニのお尻の生地が見えていた。胸とお尻丸出しの姉妹ダイバーの画が完成した。美意識の高い女子ダイバーは十分に気を付けていただきたい。

巨大な岩礁“セイルロック”

美意識の高い妹は、穴のあいたウエットスーツに若干不満も残っているようだったが、レンタルをすると決めた時点で少し予想もしていたため、気を取り直し、“胸尻出し姉妹”は海へ向かった。

サムイ島のセイルロック

名物ダイビングポイント“セイルロック”へは、サムイ島からボートで1時間程度。少し距離はあるが、女子同士の旅では、お喋りの時間も醍醐味の1つだ。“セイルロック”は、巨大な岩礁ポイントであり、海面には、その上部が顔を覗かせていた。その岩礁には、魚達が集まってくるため、さまざまな魚を堪能することができるのだ。ギンガメアジは、少し恐怖を感じるくらいの半端ない数だった。群れの大きさが、ひとつの塊のような、生き物のように見えた。カマスの群れやツバメウオの群れにも遭遇することができるという、とにかく、魚・魚・魚という魚図鑑ダイビングを堪能。ここのポイントは、陸で例えるなら、人口の多い首都みたいとでもいうべきか。「運が良ければ、ジンベイザメにも遭えるかも」といわれていたが、残念ながらジンベイザメには出遭えなかった。確かに残念だったが、それでも十分堪能できる1本だった。サムイ島へ行ったなら、是非“セイルロック”へ訪れてみて欲しい。

次回、『サムイ島の陸編』では、サムイ島の陸のポイントをご紹介しよう。ダイビングだけでは満足できない女子ダイバー必見だ。

Angelique by
航空会社の元客室乗務員。現在、ライターとして活動中。 幼い頃に海中映像に心を奪われ、PADIオープンウォーターダイバー取得。 リゾートダイバーとして世界の海を渡り、8年のブランクを経た後、ダイバーとして復活。現在では、沖縄・四国・和歌山を中心に多くの趣味の合間にダイビングを楽しんでいます。お気に入りのダイブスポットは沖縄県宮古島。陸でも海でも洞窟が大好きな地形派ダイバーです。
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