ダイビングオーシャンブルー

なぜ、ダイバーはパラオに魅了されるのだろうか?!

今回は、いつものダイビングスキルやトラブルの対応といった堅苦しい話しではなくて、ダイビングの魅力を思う存分話してみたいと思う。
今回、ご紹介するダイビングスポットは、パラオだ。ダイビングを始めるとこのパラオというダイビングスポットは、聞いたことのあるスポットのはずだ。
インストラクターやベテランダイバーに、魅力的なダイビングスポットは?!と尋ねると誰もが口にするほどパラオは魅力あるダイビングスポットだ。

<h2>パラオっていったいどこ?!</h2>

パラオ共和国(パラオきょうわこく、パラオ語: Beluu ęr a Belau、英語: Republic of Palau)、通称パラオは、太平洋上のミクロネシア地域の島々からなる国である。首都はマルキョク。2006年10月7日に旧首都コロールから遷都した。日本との時差はない。
国旗のデザインは海を表す青地に月を表す黄色い丸が配置されている。
引用先:ウィキペディア

国旗からもわかるように、とても親日派の国だ。お年寄りの中には、片言の日本語を話す方もいる。

パラオは、コンチネンタル航空でグアム経由か日本航空のチャーター便でおよそ5時間のフライトで訪れることが出来る。

パラオの魅力とは?!

悪天候の影響を受けにくい

パラオは、通年ダイビングを楽しむことが可能だ。乾季は東寄りの風により西側のポイントが、雨季は西寄りの風により東側のポイントが安定する。ダイビングポイントが東西南北に散らばるパラオでは、どこかしたらダイビングできることが多い。
また、最近は、乾季と雨季との差が曖昧になってきていることもあり、乾季で悪天候が続くと思えば雨季で快晴の日が続くなんてこともある。
なので、あまり乾季雨季どちらに行ったら良いかなどは考えなくても良いと思う。

圧倒的な魚影の濃さ

パラオのダイビングポイントの中でも人気No.1と言っても過言ではないブルーコーナーでは、数千匹のギンガメアジやバラクーダーの渦に入るなんてこともある。
ニュードロップオフでは、リーフの上をヨスジフエダイの数千匹の群れが渦巻いてる。
ペリリューコーナーでは、1000匹のロウニンアジが目の前を通り過ぎるそのさまは、鳥肌モノである。
緩やかな流れのリーフの上では、リーフフィッシュが舞い、そこはもうガラスのない天然の水族館だ

ダイナミックな地形

パラオでダイナミックなポイントと言えば、やはりブルーホールだろう。
僅か水深1mのところに4つのホールがぽっかり空いており、それら4つのホールは水中で1つにつながっている。
潮の流れもさほど強いポイントではないぶん、ゆっくりとフィッシュウォッチングができるポイントでもある。
ここでの売りはやはり、ホールを水面に向かって見上げたときのホールから注ぐ太陽の光がもうなんとも言えない。透明度のあるときは、パラオブルーを一番感じられるポイントではないだろうか。

大物遭遇率が高い

ブルーコーナーでは、タカサゴ(グルクン)の群れを狙うメジロザメがと思っていると、知らないうちに後ろにナポレオンフィッシュが悠々と泳いでいたり。
ジャーマンチャネルは、パラオ屈指のマンタウオッチングポイントだ。クリーニングステーションでマンタが体を掃除してもらいに来るマンタや捕食するマンタを狙ってダイビングをする。

ロックアイランドの美しさ

コロールのホテルなどからポイントを出発すると、途中、ロックアイランドの美しさにココロ奪われることだろう。
えっ?!ロックアイランドって?!ロックアイランドとは、マッシュルーム型の島々を総称してそのように呼んでいる。
ダイビングの行き帰りに、その景観を楽しんでほしい。

パラオでダイビングを楽しむには?!

中性浮力がしっかり取れていることが条件

パラオでのダイビングは、ボートを使用したドリフトダイビングが主流だ。そのため、ドロップオフの脇をしびれる潮の中でダイビングすることになる。
なので、中性浮力がしっかり取れることがパラオでダイビングするための最低条件だ。

18m以上の水深のポイントが多いため、アドバンスド オープン ウォーター ダイバーの資格は必須

パラオでのダイビングは、深くえぐれたドロップオフの崖沿いを潜るため、深度は比較的深めだ。18m以上の水深を取ることも多いため、アドバンスド オープン ウォーター ダイバーの資格は必須だ。この資格がないと、ポイントが限定されてしまう可能性もあるからだ。
せっかく、パラオという海を楽しみ倒したいあなたは、ぜひともアドバンスド オープン ウォーター ダイバーのライセンスを取得してから訪れてほしい。

とにかく、潮の流れが早いのでドリフトダイビングの経験が必須

パラオの流れが強いときでのダイビングは、レギュレーターから出る排気泡が上ではなく、横に流れるほどだ。岩に捕まっているだけでは、耐えきれないこともある。
そういうときは、カレントフックを使用する。カレントフックとは、流れのある場所で岩などにフックを引っ掛けてBCとつなぐことで楽にダイビングするための道具である。
また、ドリフトダイビング中にグループとはぐれてしまったときには、とても役立つシグナルフロート(水面でレギュレーターからの空気で膨らませるフロート)などの使い方についても予めの知識が必要だ。

今日は、パラオでのダイビングの魅力についてお話ししてきたが、いかがだったろうか。

ぜひとも、スキルアップしてこの魅力あるパラオの海に挑戦してほしい。あなたが、今まで経験したことのないエキサイティングなダイビングをパラオという海は、提供してくれるはずだ。