ダイビングオーシャンブルー

沖永良部島出身の週末ファンダイバーが語るダイビングスポット

週末ファンダイバーのオススメダイビングスポット

どうも、どうも、みなさん初めまして。週末インストラクターのKamimuraです。
肩書き通り、私は、毎週末はほぼ講習やファンダイビングで海に通っている。
私のホームポイントは2ヶ所。季節と透明度によって使い分ける。

福井県の越前

シーズン真っ盛りの初夏から秋口は、福井県の越前。大阪から片道3時間程と少し遠いが、夏場でも抜群の透明度がある。ビーチでも水深が取りやすく、魚影も濃い。ボートでは、大きな岩の根ポイントが多く、時期によっては回遊魚と遭遇することもある。

和歌山県の白浜

オフシーズンと思われがちな、秋口から初夏にかけては、和歌山県の白浜がホームになる。大阪からは2時間程で到着。ビーチはエントリーする時間によっては引潮となり、水深が浅い時もあるが南国特有のカラフルな魚が多く見られる。ボートでは、初心者ダイバーに人気No.1の沈船。上級者に人気なドロップオフの三段壁。その他にも、2連アーチやトンネルなど多数のポイントがある。私が初めてダイビングをしたポイントも、この白浜だった。

未経験からダイビングスタッフに

ダイビングを始めたきっかけは、前職で身体を壊しかけた自分へのご褒美として、遊ぶことが仕事であり、インストラクターになるのに補助まで出してもらえるからというのがきっかけである。それまで一切ダイビングをした事がないのに、いきなりスタッフとして始めたのだ。入社後、1年程でインストラクター試験に受かり、そこからさらに2年程、講習をメインにインストラクターとして経験を積んだ後に、リゾートダイバーへと転身する。

リゾートダイバー期間は、国内で潜り、沖縄本島、慶良間諸島、宮古島や、故郷の沖永良部島を年に数回といったペースで水中の世界に癒されてきた。特に故郷の沖永良部島は私のNo.1スポットだ!
みなさんは沖永良部島という島の名前を聞いたことがあるだろうか?雑誌では、「奄美群島最後の秘境」とか「国内最大の群生サンゴの生息地」などのキャッチコピーが付く海なのだが、知名度がまだまだ低いのが現状である。そこで、この場をお借りして、少し紹介させてもらいたい。

沖永良部島は人気上昇中のダイビングスポット

沖永良部島は奄美群島に属する島で、北から、奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島となる。空ルートは、直行便が無く、鹿児島か奄美で乗り継ぐのが最短なのだが、料金がかなり高くなる。海ルートは鹿児島からフェリーでおよそ17時間半。沖縄からだとおよそ7時間。こちらのルートは安いのだが時間がかかる。
しかし、2017年になり、LCCのバニラエアが、東京や大阪から奄美への直行便を就航することになった。国内のダイビングシーンでは、この先数年は奄美大島が熱くなると予想されている。そして、この奄美熱が冷めた頃には、沖永良部島へと向かうダイバーが増えるかもしれない。群生サンゴやウミガメはもちろん、ギンガメアジのトルネードやダイナミックな地形がダイバーを待っている。楽天トラベルでも近年上位に食い込み、徐々にだが確実に注目度は高まっている。そうなる前に是非とも訪れて欲しい欲しい海である。

週末ダイビングインストラクターの毎日

リゾートダイバー卒業後は、現在の週末インストラクターとして、多くの講習生にライセンス認定を行なっている。今年で9年目だが、年数とともにスタイルも変わってきた。始めた頃は、洞窟や光に夢中になっていった。真っ暗な洞窟を進むと、突如現れる太陽のスポットライト。その光を浴びながら水面を見上げてると、なんとも言えない心地いい気持ちになった。
次に、その景色を記録しようと水中写真にのめり込むフォトダイバーに。この時には、インストラクターというライセンスをフルに使い、満足したら先に上がったり、チームを見失わない限りは写真に没頭したりと、かなり自由度の増したダイビングをしていた。
ライセンスは初級があれば水中を遊ぶことはできるが、インストラクターやガイドの管理下なので自由度は正直あまりない。ダイビングで自由を求めるなら、より上のライセンスを目指すべきだと私は思う。そんな私が思う理想のスタイルは、ビーチでも水深がしっかり取れ、地形やマクロに恵まれているポイントを60分程潜るロング1ダイブである。
みなさんもできる限りのライセンスやスキルを身につけて安全に楽しいダイビングを行なってもらいたい。Safe Diving, Enjoy Diving!!