ダイバーは、ダイビングも経験を積んでいくうちに、海外リゾートダイビング派と本格ダイビング派に分かれていく傾向がある。
もちろん、海外リゾートで非日常を味わいながらのダイビングもとても魅力的だが、日本のダイビングだって海外リゾートでのダイビングにはない魅力がたくさんある。そんな日本でのダイビングについてとことん語っていこうと思う。
日本のダイビングは、マクロ派の水中カメラマンには魅力的
首都圏近郊のダイビングポイントは比較的水深も浅く、ある程度長い潜水時間も取れるため、マクロ派の水中カメラマンにはオススメだ。
また、湘南や伊豆の海にはマクロ派の水中カメラマンに人気の高い被写体(カラフルなハゼの仲間やタツノオトシゴ、カラフルなソフトコーラル群)もたくさん生息している。
伊豆にある大瀬崎などは、深い海と言われる相模湾にあるため、貴重な深海魚なども冬場から春先にかけて湾に入ってくるため、ベテランのカメラマンにも非常に人気がある。
なんと言っても、日本のダイビングは日帰りや週末ダイビングで大物が見れるポイントもある!
関東圏にお住まいの方であれば、日帰りや週末ダイビングで大物がみれるダイビングポイントがあるのも、日本でのダイビングの魅力の一つだ。
例えば、南伊豆にある神子元島は大物が見れるダイビングポイントとして有名だ。
この神子元島は、ハンマーヘッドシャークをはじめ、カンパチやワラサの群れがあなたを出迎えてくれる。
また、ここ神子元島は潮の流れも抜けが良く、透明度も抜群な海だ。
日帰りで楽しむことのできる西伊豆 大瀬崎の外海では、年に何度かマンボウやハンマーヘッドシャーク、マンタの目撃情報もあるくらいエキサイティングな海がここ日本にもあるのだ。
ダイナミックな地形を楽しみたいなら、伊豆七島がオススメ!
みなさんは、伊豆七島にダイビングに出かけたことはあるだろうか。伊豆諸島は、首都圏近郊や伊豆とはまた違ったダイナミックさがあって、オススメだ。
伊豆七島は、伊豆大島・利島・新島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島の7島であるが、それぞれの島が特徴があって面白い。
熱海から高速船で一時間ほどで到着できる伊豆大島から連なる伊豆諸島は、首都圏近郊のダイビングスポットと比べて、ダイナミックな地形が多く、エキサイティングなダイビングを楽しむことができる。
神津島は、砂浜が真っ白なので海の青さとのコントラストがとてもキレイでリゾートを満喫できる。
八丈島の有名なナズマドというポイントでは、ビーチダイブながらドリフトダイビングを楽しめるダイナミックなポイントもある。
日本にも海外に負けないダイビングリゾートがある!
みなさんもすぐにアタマに浮かんだんではないだろうか。そう、日本が世界に誇れるダイビングリゾート、それは、沖縄!
海外のダイバーからも人気の高い沖縄・慶良間は、「ケラマブルー」と称され透明度も世界でも最高峰のレベルにある海が日本にはあるのだ。
真っ白な海底にポツーンと浮かぶその気持ちよさは、この沖縄でも味わうことができる。
また、東京都でありながら亜熱帯に属する小笠原もダイバー憧れのダイビングスポットだろう。
ホエールウォッチングやドルフィンスイムなども経験できるダイビングリゾートがここ日本にもあるのだ。
日本のダイビングは、温泉も楽しめて、美味しい魚介類も食べられる!
日本のダイビングのいいところは、ダイビングポイントまでの行き帰りに、温泉に立ち寄ったり美味しい魚介類を浜焼きなどで食べられる楽しみがある。
ボクもダイビングのインストラクターをしていたころには、お客さんのリクエストで温泉や美味しいお刺身を食べられる定食屋によく立ち寄っていた。
日本のダイビングは、ダイビングだけでなくその道中でも様々な楽しみ方ができるのがもうひとつの魅力ではないだろうか。
今日は、海外リゾートダイビングでは味わえない日本のダイビングの魅力についてお話しをしてきたが、いかがだったろうか。
日本のダイビングの素晴らしさを再認識していただき、日本でもたくさんダイビングしてほしいと思う。