前回の、「どこのどのライセンスがいいの?」でも紹介したが、指導団体と呼ばれるものはどこでも構わない。あまりにも規模が小さかったり、ローカル団体だと、現地サービスが知らなくて断られるかもしれないが、PADI、NAUI、CMAS、SSI、BSACだと問題なく、全世界の海でサービスは受けられる。それよりも大事なのが「ショップ選び!」スクール中はもちろん、ライセンス取得後もツアーやファンダイブで通うことになると思うので、自分に合ったインストラクターやショップの雰囲気などが大事になってくる。では、「自分にあったショップを選ぶ」にはどうすればいいのか?
紹介してもらうのが1番!
1番手っ取り早いのは、性格や考えが似ている友人または知人が通ってるショップに行くことだ。ショップ側としても紹介していただいたゲストさんというのは、非常に大切なお客様となる。ショップと紹介したゲストさんと紹介されたゲストさんとの、それぞれの信頼関係が大事になってくるので、ショップ本位の売上至上の様な無茶な営業はしてこない。ゲストさんに合わせて、無理なくダイビングを楽しめるプランを提案してくれるはずだ。無茶な営業をして、ゲストさん同士の関係やショップとの関係がこじれてしまうと、このSNS全盛時代、悪い噂は一気に拡散して、そのショップに通っている他のゲストさんにも飛び火し、ゲストさんが店から離れてしまう。そうならないためにも、ショップ側も考えて営業活動はしている。そこまで考えて営業活動をしているからこそ、ゲストさんに愛され、ゲストさんから紹介される優良店に育っていくのだと私は思う。
周りにいなかったらどうすればいいのか?
ダイビングに興味はあるが、周りにダイビングをしている友人や知人もいなければ、全く繋がりがない場合は、アウトドアイベントやマリンイベント、ダイビングイベントなどにダイビングショップが出展している場合は、足を運んでみよう。そこで生のインストラクターやスタッフの空気を感じてみて、対応が丁寧で、店舗まで足を運んでも良いかなと思えるショップに当たれば、名刺や連絡先を交換してみよう。そして気持ちが熱いうちに、ショップのFacebookやInstagramやブログをマメにチェックして、ゲストさんが写っている生のデータに触れよう。そうしてダイビングを始めたいという気持ちが固まったら、インストラクターに連絡を取り、店舗でしっかりとシステムを聞き、疑問を解消してから、デビューして欲しい!
イベントで自分と合いさそうなショップと出会わなければ、沖縄や海外のリゾートではなく、都心から日帰りで行ける現地サービスで体験ダイビングなどをして、都市型のショップをいくつか紹介してもらう方法もある。現地サービスは、都市型ショップの情報をいくつか持っていて、そのショップのインストラクターとも直接の繋がりがある。もしかしたら、体験ダイビングをしてる日に、都市型ショップがライセンスの講習に来てるかも知れない。そういう生の情報をもとに、自身でも十分なリサーチをしてからショップにコンタクトを取ろう。
第1歩は勇気がいる行動だけど、その1歩を踏み出すことで、新しい世界が拓けるので思いきって踏み出してみよう!
次回は、今日のテーマとは真逆のこんなショップはダメだという「ダメショップの典型パターン」について紹介していく。