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冬のダイビングで注意すべき5つのこと

冬のダイビング

冬のダイビングは、気温や水温は下がるものの透明度は一気に良くなり、気持ちの良いダイビングができる。また、伊豆などではダンゴウオなどの冬でしか見れないような生物にも遭遇できる。ただ、注意すべきこともある。冬のダイビングで注意すべきことをご紹介しよう。

冬のダイビングのデメリット

冬のダイビングの最大のデメリット言えば、やはり気温や水温の低下ではないだろうか。まず、冬になると気温から先に下降していき、11月の木枯らしの吹くころにはダイビングポイントの陸上ではかなりの寒さを感じる。

その点、水温は少し遅れて下降してくるのはご存じだろうか。伊豆近辺の海水温度の気象庁のデータを見てみると、12月は24度から21度、1月は21度から18度、2月で18度、3月が最も冷たく18度から15度と下降していく。

上記のことから、12月は海の方が暖かいくらいで陸上に上がってきた時の方が寒さが身に応える。

冬のダイビングは防寒が大切

冬のデメリットを解消するためには?

ドライスーツを着用しよう

冬の寒さというデメリットを解消するためには、まずはドライスーツの着用だろう。ドライスーツはウエットスーツよりも高価ではあるが、この冬のダイビングのデメリットを解消する手っ取り早い方法だ。

ただ、ドライスーツを着ればいいというものではなく、ネオプレーンのドライスーツの場合は、かなり体にフィットしたものでなければ、首や手首から水が浸入してくる。水中で無駄な動きや手首に力を入れるような動作は極力さけるべきだ。

インナーの注意点

それでも、多少は水は侵入してくるためインナーの着替えを持ってくることを忘れないように注意しよう。

また、最近はインナーにはヒートテックのような素材もあるので、だいぶ薄着で保温ができるようになった。できる限り薄手の保温力のあるものを着用して、ウエイト量が増えないように気をつけよう。

良くセーターのようなダボついたインナーを着用する人がいるが、かなり浮力に影響を及ぼすので注意が必要だ。

フードやグローブを冬用のものを着用しよう

みなさんは、ご存知だろうか。頭から消失する体温は、体全体の体温喪失の75%にもなることを。逆に言えば、フードをかぶることによってかなりの体温を温存できるということだ。このフードについてもフィットしたものでなければ、きつければ苦しさからのストレスになり、大きければ体温喪失が加速される。

グローブも冬用のものにすることによって、水中ではだいぶ暖かく感じることだろう。

寒いと感じたらエキジットポイントを目指そう

冬のダイビングでは我慢は禁物だ。我慢をすることで、夏とは比べ物にならないほど体力を消耗する。体力を消耗し、水温が低いという悪条件下ではストレスが加速される。ストレスが加速されれば、トラブルへと発展する可能性があるので、寒いと感じたらすぐにエキジットポイントを目指すべきだ。

水中から上がったときの注意点

水中からエキジットしたら、ダイビングサービスによっては温水シャワーや湯舟を用意しているので、ドライスーツを着たまますぐに温まろう。ドライスーツのメンテとしてもすぐに温水を浴びるのは良いことだ。

温まったら、すぐにドライスーツを脱いでインナーが濡れていればインナーの交換をして、室内で暖を取ろう。

冬のダイビングは魅力がたくさん

冬のダイビングは魅力がたくさんある。海ももちろんのことだが、アフターダイビングの温泉も楽しみのひとつだ。そんな冬のダイビングを快適に楽しむために、今回の冬のダイビングの注意事項を役立ててほしい。

何度も繰り返すようだが、冬のダイビングはいつも以上に無理は禁物ということを頭の片隅に入れておいてほしい。

秋も深まり、そろそろ冬のダイビングの準備をして、冬のダイビングを満喫していただければと思う。

川島 剛 by
19歳のころにダイビングにハマり、PADIオープンウォーターダイバー取得からわずか1年でPADIオープンウォーターインストラクターを取得。その後、PADI IDCインストラクターを立て続けに取得。現在は、タイの田舎町に移住しておりダイビングからは遠ざかっています。 お気に入りのダイブスポットはやはり、パラオ。ブルーコーナーの真っ青な海と潮の流れがしびれます。 ダイビングは、生涯スポーツとも言われています。年齢性別関係なく、楽しむことのできるレジャー・スポーツです。水中での体験は、非日常的でありエキサイティングなものです。 五十の手習い!タイの地で足るを知る ~崖っぷちの人生を豊かにする法則ブログ~を執筆中
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