あなたは、ログブックを楽しく書いているだろうか。ただ、情報を付けているだけでは、あとからダイビング・ログを目にしたときに思い出すこともできず、ログを付けている意味はない。今回は、ダイビング・ログを楽しく付ける秘訣をお話ししたい。
ダイビング・ログとは?
ログブックは、ダイビングの記録でもありダイバーとしての履歴書代わりになるものだ。しっかり付けていないと後から痛い目に合うこともあるので、気をつけたい。
ログの語源
元々は航海日誌の意味であり、語源は「丸太」を海に流して船の速さを測ったことから。
引用先:ウィキペディア
海外のリゾートでライセンスとともにダイビングサービスのスタッフは、あなたがどんなダイビング経験をしてきたかを図るのに重要視しているのがダイビング・ログだ。ダイビング・ログをしっかり付けてないために、チェックダイブが必要な人もいるのも事実だ。
また、あなたのダイビングの想い出を綴るものでもあるので、楽しくログを付けてもらいたい。
ログに記載すべき必要事項は?
ダイビング・ログとして認められるには、最低でも下記のデータが記載されているログでなければならない。
- 潜水日時
- 潜水場所
- 潜水深度(平均深度~最大深度)
- バディのサイン
想い出深いダイビング・ログにするためには・・・
- ダイビングポイントの水中地図やダイブルートの記載(手書きまたは、ダイビングサービスで入手したものを添付してもいいだろう)
- ダイビング中に見た魚のイラスト(絵心に自身のある人限定、ない人はかえって何の魚を見たかわからなくなるので、厳重注意)
- 自分の似顔絵スタンプ(インストラクター当時はかなり喜ばれた)
- 水中カメラ派は、カメラデータを記録しておいても便利
資格によっては、ログに記載されたダイビング本数が必要
ダイビングの資格で、アマチュアダイバー、プロ資格で正しく記載されたダイビング・ログによるダイビングの経験証明が必要になる。
ここでは、PADIを例にお伝えしたい。
PADI マスタースクーバダイバー(アマチュアダイバー最高峰)
- 50回以上のダイビング・ログでの証明
PADIダイブマスター(プロ資格)
- 40回以上のダイビング・ログでの証明
PADIオープンウオータースクーバインストラクター(指導者資格)
- ナイト・ダイビング、ディープ・ダイビング、アンダー・ウォーター・ナビゲーションを含めた、60本以上のダイビング・ログでの証明
ダイビングログ オススメアプリのご紹介
個人的には、みんなでガヤガヤしながらログを付けたいというのが本音だが、最近は、ダイビング・ログ アプリも様々出ていて、便利になった。
ダイビングログ – スキューバダイビングログブックアプリ
デベロッパ:TAIKI HIRATA
スマートフォン・タブレット用のスキューバダイビングログブックアプリ。このアプリは、潜水時間や深度だけではなく、自分の水中での活動も記録しておくことが可能だ。水中で出会った魚達も写真とともにログに収めることが可能。
タイムライン風の「ダイブライン」を作るも可能で、ダイビングログの楽しさを倍増してくれる。
ダイビングログとダイブラインは画像として出力して、facebookやtwitterなどの各種SNSを通じて、友達と共有することも可能。
ダイビングLog
デベロッパ:TABATA CO.,LTD.
ダイブログで必要な情報であるダイビングポイント、エントリー時間、エキジット時間、潜水時間、最大水深、平均水深、水温などが記録可能。マップ機能を使用したダイビングポイントの位置情報やインストラクターやバディの手書きサイン、撮影した写真を登録することも可能。
ダイビングコンピューター「IQ1204 DC Solar Link」とBluetoothでスマートフォンとデータ共有することでより詳細の時間ごとの水深や警告情報をアプリに転送することが可能だ。
ダイビングログは画像として出力して、facebookやtwitterなどの各種SNSを通じて、友達と共有することも可能。
アクアダイヤリー
デベロッパ:Chukyo CO.Ltd,
スマートフォンやタブレットで簡単にダイビングのログをつ管理できるアプリ。潜水時間や最大深度などを管理できたり、Twitterと連動してコメントをすぐにツイートすることが可能。
バディからのコメントをもらったり、手書きのサインも可能なので、今までの手書きのログと同じような使い方が可能だ。また、アンドロイド版では、SDカードにバックアップが可能。
いろいろな種類のログブック
楽しいダイビング・ログの付け方についてお話してきたがいかがだったろうか。現在は、ダイビングポイントの位置情報や魚の写真なども登録できるアプリも登場していて、データとしての活用も容易になってきている。
また、最近はAmazonでもお洒落なダイビング・ログを販売もしているようだ。
あなたに合ったダイビング・ログの付け方で、よりダイビングを楽しんで頂ければと思う。