ダイビングを始めるにあたってダイビングショップを調べたり、始めて少し経った頃に、「指導団体」という言葉を耳にすると思う。この「指導団体」の事を皆さんは知ってるだろうか?
指導団体はどこでもいい!
指導団体とは、団体が規定している指導通りのカリキュラムをクリアすることで、ライセンスを発行しますという団体で、多くの指導団体が存在する。ダイビングショップは必ず、この指導団体に加盟、所属して、決められた内容のライセンス講習を行なっている。その中でも、よく聞くであろう5団体「PADI、NAUI、CMAS、SSI、BSAC」のライセンスについてまとめていく。それぞれの活動方針や理念などは、指導団体の公式H.P.を確認してもらいたい。
PADI:https://www.padi.co.jp/
NAUI:http://www.naui.co.jp/
CMAS:http://www.jeff-c.com/
SSI:http://www.ssijp.net/
BSAC:http://www.bsac.co.jp/
安全に潜るための共通ルールがある
講習中は特に何も思わないかもしれないが、ファンダイブ、特に海外で潜ると、先ほどの5団体のライセンスを持つダイバーが同じチームになることが多々ある。その時に、各指導団体でバラつきがあると、チームをまとめて安全にダイビングする事が難しくなるので、指導団体で協議し、共通のルールが設けられ、同じレベルのライセンスも設定された。その設定されたライセンスを初級、中級、上級に分けて紹介していく。似てるライセンスの名称が多いので混同しないように気をつけてほしい。
初級ライセンス
まず、ライセンスを取ろうと思ったら、必ず取ることになるランク。学科講習、プール講習、海洋実習という流れで取得。沖縄や海外リゾートでも取得可能になっている。正直、この初級ライセンスだけでは、ダイビング雑誌やTVで流れるような海でダイビングすることはできない。
PADI:オープン・ウォーター・ダイバー(OWD)
NAUI:スクーバダイバー(SD)
CMAS:オープンウォーターダイバー(OWD)
SSI:オープンウォーターダイバー(OWD)
BSAC:オーシャンダイバー(OD)
中級ライセンス
ダイビングを趣味として海を楽しむためには必ず必要なランク。ステップアップについてなよってる方には、必ずこのランクまではお勧めします。このランクで、雑誌やTVのダイビングをすることがほぼ可能。
PADI:アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(AOWD)
NAUI:アドバンススクーバダイバー(ASD)
CMAS:アドバンスダイバー(AD)
SSI:アドヴァンスドオープンウォーターダイバー(AOWD)
BSAC:スポーツダイバー(SD)
上級ライセンス
ここからは、自分のスキルアップはもちろんだが、一緒に潜るチームの安全管理を高める実習が多くなる。レスキューやライフセーバー、AEDなども含まれている。
主な上級ライセンスを上げてみたが、これ以外にも多様なライセンスがある。
PADI:ダイブマスター(DM)
NAUI:ダイブマスター(DM)
CMAS:ダイブマスター(DM)
SSI:マスターダイバー(MD)
BSAC:ダイブディレクター(DDR)
ちなみに、私はBSAC発行のインストラクターライセンスを所持しており、このインストラクターライセンスにも、いくつかの格付けがされている。
自分が思い描くダイビングをするのに必要なランクと、それを実現させてくれるホームとなるショップさんを見つけることが、ダイビングを続けていく上で最も大事になってくると思われる。皆さんがいいショップさんに出会えるように、次回は「ショップさんの見極め方」についてお話ししていく。