ダイビングでつながる世界

大瀬崎のダイビングスポット

西伊豆のダイビングスポット

関東圏でダイビングを始めた人にとって、大瀬崎というダイビングポイントは想い出深い場所ではないだろうか。
ボク自身もダイバーデビューしたのもインストラクターとしてデビューしたのも、ここ大瀬崎の海だった。
今回は、そんな大瀬崎の魅力をとことん語らせていただこうと思う。

場所は、こちら。

大瀬崎の魅力とは?!

関東圏内にお住まいの方は、オープンウォーターダイバーコースで、大瀬崎を訪れたことのある人は多いはずだ。

なんといっても、遠浅のビーチが広がる湾内は、風の影響も受けにくく初めてダイビングをする方にとっては、安心してダイビングできるポイントの一つになっている。

また、深い海と言われる駿河湾に位置していて、かつ潮流の影響で冬場から春先にかけて深海性の生物や希少性の高い生物がみられるため、ベテランダイバーでも飽きさせないダイビングポイントだ。

さらに、首都圏からも比較的近いことから日帰りでダイビングを楽しむとこも可能なエリアだ。

ボートダイビングも可能だが、ビーチエントリーできるポイントも7箇所もあり、節約ダイバーにもとても人気がある。

大瀬崎 ポイント紹介 湾内

なんといってもこのポイントが人気なのが、エントリーエキジットのしやすさだろう。ビギナーレベルのファンダイバーでも安心してダイビングが可能だ。

また、伊豆の全域が台風で潜水禁止になっても、ここ大瀬崎だけは潜水可能だったことが何度もあったのを覚えている。

プロの水中カメラマンでも通い詰めるくらい魅力ある生物が見られるのもここ湾内の魅力だと思う。

タツノオトシゴやカラフルなハゼの仲間など、被写体としては抜群な生物がこの湾内には生息している。
何度潜っても、飽きないのがここ湾内の特徴だ。

タツノオトシゴカラフルなハゼの仲間

大瀬崎で、ナイトダイビングができるのもこの湾内だけで、夜に光る夜光虫には、男でもうっとりする。

大瀬崎 ポイント紹介 外海

大瀬崎の外海のポイントには、5ヶ所(柵下、大川下、一本松、門下、玉崎「昔はゴミ捨て場という名称」)のポイントがある。

ここ外海のポイントは、ダイビングサービスから歩く距離もあり敬遠されがち。だがその分、海があらされていないので、ソフトコーラルもきれいなポイントが多い。

また、柵下や一本松ではマンボウもよく見られる。ボクもここでは、3回ほど優雅に泳ぐマンボウをみることができた。

ダイビングが終わってエキジットした後に、ここ一本松から見る富士山は最高だ。

大瀬崎から見える富士山

大瀬崎 ポイント紹介 岬先端

ここ岬先端のポイントは、土日、祝日限定のとっておきのポイントだ。ポイントにたどり着く途中に「大瀬神社」の鳥居を抜けるため、拝観料として一人100円が必要だ。

エントリーの足場は、ゴロタのため藻がついている箇所では足元に気をつけてエントリーする必要がある。

潜水しはじめて15mほどのところからスッーと落ち込んで急斜面になっているので、水深には十分注意が必要。

アドバンスドウォーターダイバーコースのディープダイビングでもここのポイントは、18m以上の水深も取りやすく良く利用するポイントだ。

また、岬の先端ということもあり、比較的潮流も早いので流れに向かって泳ぐようにダイビングする必要があるが、その分、大瀬崎で一番魚影が濃いポイントでもある。

ハンマーヘッドやマンタの目撃情報は、毎年あるくらい面白いポイント。

大瀬崎のダイビングだけでない魅力とは?!

大瀬崎は、ダイビングだけでない魅力もたくさんある。例えば、宿泊で大瀬崎に行けば、夜に湾内でカサゴやアオリイカを釣ることも可能だ。

夜は、カサゴの刺し身や唐揚げ、アオリイカの刺身をつまみにビールは最高だ。

また、行き帰りに伊豆ならではの楽しみといえばやっぱり、食事だろう。行き帰りの道中には、美味しい魚介類を食べられるレストランや浜焼きなどが楽しめるところも数多くある。

ビギナーからベテランまで大瀬崎のダイビングスポット

これまで、大瀬崎の魅力についてとことん語ってきたが、如何だったろうか。

ここ大瀬崎の魅力は、ビギナーダイバーからベテランダイバーまで十分に楽しめるポイントとお分かり頂けただろうか。

ビギナーダイバーの方々も、オープンウォーターダイバーコースで行ったからもう行かなくてもいいかなではなく、ここ大瀬崎は潜れば潜るほど味が出てくるダイビングポイントなので、また足を運んでみてほしい。

オープンウォーターダイバーコースとは、違う発見がきっとここ大瀬崎にはあるはずである。

川島 剛 by
19歳のころにダイビングにハマり、PADIオープンウォーターダイバー取得からわずか1年でPADIオープンウォーターインストラクターを取得。その後、PADI IDCインストラクターを立て続けに取得。現在は、タイの田舎町に移住しておりダイビングからは遠ざかっています。 お気に入りのダイブスポットはやはり、パラオ。ブルーコーナーの真っ青な海と潮の流れがしびれます。 ダイビングは、生涯スポーツとも言われています。年齢性別関係なく、楽しむことのできるレジャー・スポーツです。水中での体験は、非日常的でありエキサイティングなものです。 五十の手習い!タイの地で足るを知る ~崖っぷちの人生を豊かにする法則ブログ~を執筆中
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