ダイビングでつながる世界

脱初心者ダイバー!マスククリア編

マスククリアで脱初心者ダイバー

初級ライセンス講習で苦手な人はトコトン苦手なマスククリア。私は、かれこれ10年程コンタクトレンズ生活で、海水浴やプールに遊びに行っても、水中で目を開けてこなかったので、初級ライセンス出だしでつまづいて、仕事としてやっていけるのか不安だった。
(以前の記事はこちらから )

それが、今や10mぐらいならスキンで潜って、水底で3回はマスククリアをしても余裕になってしまった。ダイビングは、練習すれば確実に上達できる遊びなので、出来る限りの経験を積んで、水中ではストレスフリーで目一杯遊んでほしい!

マスククリアが苦手な人に共通する2つの事

マスククリアが苦手な人には共通項がある。1つは、水中で目を開けるのが不安だったり、怖かったりして、水を入れることができない。講習中では、出来る限り目を開けて欲しいのだが、プールだと塩素がきつかったり、海だと海水が目にしみたりするのでは?というストレスが、更に自分の中の恐怖心を追い込んでしまいがちになる。もう1つは、マスクの中に入った水を、うまくマスククリアできずに鼻から飲んでしまって溺れたらどうしよう?という恐怖心から、マスククリアが苦手なものとなってしまう。

脱初心者のためのセルフコントロール!

ダイビングはメンタルスポーツなので、いかに自分を落ち着かせて、自分の中の恐怖心に打ち勝つかが大事になってくる。その為にも、セルフコントロールが必要になってくる。恐怖心は時間と共にドンドン大きくなるので、早い段階で、目を閉じて大きく深呼吸しながら『自分は絶対大丈夫』と心の中で言い、セルフコントロールをしよう。たったコレだけと思われがちだが、意外にも効果はある。人間は視覚から得る情報が80%?90%と言われているので、特に目を閉じる事で、外界からの情報をシャットダウンして、自分の呼吸音や心音といった音に意識を集中することができる。そこで、大きくゆっくり深呼吸する事で落ち着きやすくなる。

マスククリアでパニックにならないコツ!

マスククリア

マスククリアがうまくいかず、プチパニックを起こしそうになったら、
・鼻をつまむ
・目を閉じる
・大きく深呼吸する
・『自分は大丈夫』とセルフコントロール
・インストラクターやバディの腕をしっかり掴む
の5つを是非試して欲しい!

鼻をつまむことで、それ以上鼻から水を飲むことがなくなり、目を閉じることで、意識を集中させて、深呼吸とセルフコントロールで、心を落ち着けて、最後にインストラクターやバディを掴むことで、何かあっても助けてくれる人がすぐそばにいるから大丈夫、と感じよう。

マスククリアは、講習としては最初の時にしか行わないが、100本でも200本でもそれ以上潜っても、何かの拍子でマスクの中に水が入ることがある。また、水族館ダイブやマンボウダイブ、生け簀のジンベエダイブなどの変わり種ダイビングの中には、スキルチェックとして、マスククリアができないとエントリーすらさせてもらえない事もあるので、しっかりと克服しよう!

Kamimura by
1982年生まれ。Kamimura家次男坊。既婚。 現在、平日はドッグトレーナー。休日はダイビングインストラクター。として活動。近い将来、夫婦で南の島へ移住計画中。終の住処は沖永良部の予定。ダイビングはもちろんSUPやヨガなども取り入れたライフワークを目指す。 Instagram ID:makanadive4291
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